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 初めてのデートだというのに、男にも女にも、無口な人がいます。 これまでは、無口な男性は、哀愁が漂っているとか、男の臭いがするなどといって、魅力のひとつとされていたものです。今は亡き俳優の高倉健さんなどは二枚目で、いつも無口で、そのうえ器用でない役を演じ、後姿だけで男を語っていたような印象が残っています。 現在は、無口な人というのは、実は喋るべき内容を持っていない人なのではないかと思ってしまいます。 今でも、無口で不器用という男が誠実だと思いたがる女性もいます。ですが、実際は喋るべき内容を持っていない、ふだん何も考えていない、頭の中は空っぽということも考えられます。その結果、喋りたくても喋れないのです。 自分のことを相手に知ってもらいたいと思うのなら、まずそれを言葉によって相手に伝えることが大切でしょう。
あなたの考えをしっかりと彼に話さなければ、あなたが何を考えているのかは相手に伝わりません。 そういう無口な女性といると、退屈してくるだろうし、腹立たしくなり、そのうえ、何のために二人がいるのかも分からなくなります。とくに、初めてのデートでの沈黙は、お互いに苦痛になって、楽しいわけがありません。 無口な女性は喜怒哀楽の表情にも乏しいため、彼が話している内容が、しっかの伝わっているのか心配になります。彼はとてもイヤな気分になっているはずです。 たとえ相手の女性には悪気がないにしても、これでは相手を苦しめているのとたいして変わりません。会話は人間関係のマナーの基本であり、人間は考える葦であると同時に、喋る動物でもあるのです。 犬でも飼ってみると分かるように、賢い犬ほど、アイコンタクトと取っては、自分の気持ちを伝えようとします。言葉を喋らないペットでさえそうなのだから、ましてや人間は喋って当然です。 ですから、初めてのデートのときにきちんとした会話が成立しないカップルは、どこかに欠陥があると考えていいかもしれません。 外国の恋人たちは、ランチをしながら、延々と1時間も2時間も喋っているような風景が映画やテレビなどで映しだされていますが、話の内容そのものはくだらないことかもしれませんが、彼らは、二人の意思疎通を高めるために、一生懸命喋っているのです。 ここで、注意したいのは、会話は二人のコミュニケーションなのですから、一方的なお喋りだけでなく、相手がその話題に入ってこられるような話題を話すことも大切です。 できるだけ、二人の共通した話題になるように心がけることです。 |
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