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男性は陰陽で言えば「陽」であって、「陽」は明らかになるとか、外にあらわれる特質があります。陽は火であり、その代表が太陽であり、太陽を望遠鏡で見ますと、炎を吹き上げて外にあらわわれようとしています。 人間の男性も、レスラーやボディビルなどをやっているような人は、筋肉がたくましく外にあらわれ、やせ細っている人は骨が浮き出て見えるようなものです。 女性は反対に「陰」であり、外にあらわれにくく柔らかい特質がありますので、女性の体は丸っぽくぽっちゃりしていて、痩せていても、骨が浮き出るようなことはありません。
男性は外にあらわれる陽の本質があるので、その行動も隠すところがなく陽気にあらわして恥じることがありません。それが本質であるため、男は女を食べさせるために、働き、時には体を張って、女と子どもを守り、また、戦争に出て行き、国を守るために生きるのです。 しかし男は「陽」の極の「火」であるので、その内面(魂)には陰の「水」が含まれており、「水」は陰陽五行では知恵をつかさどっていますので、表面はいかに行動的であっても、冷静に考えて軽率なことはしないのです。 女性は「陰」の極である「水」であるので、その内面(魂)には「火」が潜んでおり、「火」は陰陽五行では愛をつかさどっているため、女性は優しくなにごとも許す包容力を持っているのです。このため、理論的にゆっくり熟慮するようなことは、男性が勝り、愛することは女性が勝っているのです。 ですから知恵のことは、妻は夫に従うのが良く、愛のことは夫が妻に従うのが良いのです。女性の愛は、子どもに対する愛、夫に対する愛、家族に対する愛において、男性の愛より強いのです。 ですから、女性は、妊娠して子どもを産み、その子どもを愛し、育てるという役割を天から授かっているのです。 このように、女の本質にしても、男の本質にしても、「水」の極には「火」を含み、「火」の極には「水」を含んでいるように、人間は男女とも複雑に陰陽が交錯して千変万化して人間模様が出来上がっているのです。 ただ、この陰と陽の本質を逸脱するような行為が行われると、幸せは逃げていくのです。 たとえば、男女平等を振りかざし、女性が仕事をして男と張り合い、家事を顧みないし、子どもも保育所に預けて自分の愛情を注がなくなると、どうなることでしょう。 愛情で育てられていない子どもは、大人になって子どもができても、愛情のある育て方が分からず、子どもを虐待するようになってしまうのです。 |
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